紀元前にはすでにリマト川を往来する船から税金を徴収する税関があったというチューリッヒ。そんな深い歴史がある一方、現在は金融都市、国際都市として発展。現代的なショッピングも楽しめます。もちろん、聖ペーター教会の時計塔などの歴史的遺産と、チューリッヒ湖や山々とのコントラストも人々を惹きつけてやまない理由です。
画像提供:スイス政府観光局 www.myswiss.jp
sightseeing観光スポット
1898年に開館したスイス国立博物館は、チューリッヒ駅のすぐ近く。プラットホームからも、その中世の古城風の建物がよく見えます。100年以上の歴史ある建物の中、地球誕生に始まり、紀元前の遺跡も陳列。中世の宗教芸術や騎士文化、人々の暮らしなどスイスの歴史をまるごと見ることができます。また、エレガントな雰囲気漂うホール「サロン・ルージュ」はパーティ用に貸し出され、中庭のスペースを使ってパーティや多彩なコンサートなどのイベントも開催されています。
緑に囲まれた旧市街にチューリッヒ最古の教会・聖ペーター教会はあります。この歴史あるプロテスタント教会は、9世紀の文献に既に名前が登場。そのバロック様式の落ち着いたたたずまいは、時の流れの重みを感じます。街のシンボルとなっている時計塔が建設されたのは1534年のこと。その時計はヨーロッパで最も大きいとされ、文字盤の直径は8.7ｍ、時針3m、分針は4mもあります。またこの塔は1911年までは望楼としても使われていました。
リマト川の右岸にそびえる11～12世紀に創設されたカール大帝ゆかりの大聖堂です。16世紀にはルターと並ぶ宗教改革者ツヴィングリが率いる、スイスドイツ語圏の宗教改革の中心地となりました。印象的な2本の塔に登れば、リマト川越しにチューリッヒの町をぐるりと見渡すことができます。スイス最大のロマネスク様式の建造物であり、何度も建て替えられましたが、古い回廊や彫刻などで往時に思いをはせることができます。なかでもアウグスト・ジャコメッティ作のステンドグラスは、その美しい色彩に目を奪われます。
12〜15世紀にかけて建てられたゴシック様式の瀟洒な教会です。ルートヴィヒ王の娘が建てたと伝えられています。ゆったりと流れるリマト川の左岸に位置し、青緑色の尖塔にある時計は街のランドマークにもなっていて、周囲からよく見ることができます。この教会の前身は853年に建てられた女子修道院でした。青・緑・黄のシャガールのステンドグラスの美しさでも知られ、大きなパイプオルガンのある内部は、厳かな印象を与えています。また夜には幻想的にライトアップされます。
リマット川から東の旧市街にかけて広がる丘。ここから川沿いに広がる歴史的なチューリヒの街並を一望できます。「リンデンホフ」とは「菩提樹の中庭」という意味で、その名の通り菩提樹の美しい木々が市民に穏やかな憩いの時間を与えています。一方でローマ時代に見張りの塔としての城塞にはじまった、カロリング朝の居城があった場所でもありました。その為、周辺からは多くのローマ時代の遺跡が発掘されています。丘の南側には、リストやゲーテなども訪れたと伝わっている、フリーメイソンのロッジ「Modestia cum Libertate」があります。
チューリッヒから電車に約1時間30分。女流作家ヨハンナ・シュピーリ作「ハイディ（ハイジ）Heidi」の舞台の舞台となった村にたどり着きます。山へと続く小道、石造りのブランディス城などはまさにアニメ「アルプスの少女ハイジ」の世界。今にもハイジやペーター、おんじたちと出会いそうです。ハイジに登場した水汲み場も再現されていたり、わらのベッドで眠るホームステイも人気です。観光案内所も兼ねたハイジグッズの専門店「ハイジショップ」でハイキングマップを手に入れたら、いざハイキングへ出発！ハイジの気分で歩く「赤の道」コースは初心者向きで、「青の道」コースは登山も兼ねるので健脚向きのコース。牧歌的でやさしい気持ちにさせてくれるハイジの世界に迷い込んでみて下さい。
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食材を問わない本場のプロヴァンス料理をリーズナブルに
ホテル・サンクリストフの1階にある1936年創立のレストラン。レストラン名レオポルドは創始者の名前に由来します。ミラボー通りから徒歩5分以内で観光局の傍らにあります。プロヴァンス＆フランス各地の伝統料理など定番の他に、日替わりの前菜、メイン料理、デザートをお見逃しなく！
この日は、赤ワインボトルとともにアラカルトでプロヴァンス風野菜のファルシ、ブイヤベース風のあんこうのブリード、プロヴァンス伝統料理の鱈のアイオリをオーダー。デザートやコーヒーまでゆっくり食べ、3人分の合計金額約100ユーロでした。本格的なプロヴァンス伝統料理をカジュアルな雰囲気と本物の味で楽しめるレストランです。いつも混んでいるので予約した方がよいでしょう。
130年の歴史。受け継がれる銘菓カリソンの老舗
1874年からエクス・アン・プロヴァンスで続くカリソンの老舗。カリソン型の可愛らしいパッケージに、カリソンがぎっしり詰まったパッケージはサイズも色々。一番小さな44gから230g、380g、500g・・2kgまであります。ミニチュアサイズのカリソンが詰まったパッケージも人気です。
その他、お好みのスイーツの詰め合わせなど、お客様のご要望にお応えできると自信満々。アーモンド入りのヌガー(白・黒)はグラム売り。その他、チョコレートやフルーツコンフィ(砂糖漬け)も有名です。コンフィの他、イチジクのジャムなどオリジナルの瓶詰めも用意されています。
紀元前1世紀の古代ローマの源泉地にできた療養温泉スパ
ホテル「Aquabella」に隣接した療養温泉スパ＆エステ。施設の下には紀元前1世紀に古代ローマ人が見つけた源泉と古代共同浴場の跡地があり、その温泉水も療養に利用しているとのこと。トリートメントコースも豊富で、ボディケアの「Forfait Mise en Beauté 4 soins（フォルフェ・ミーザン・ボーテ・キャトル・ソワン）」では、温泉湯を使ったハンドマッサージ、塩のスクラブ、泥パックなどが受けられます。植物性アロマコスメ、NUXE（ニュクス）を使用したフェイスケアと、手足、背中のマッサージがセットの１時間20分コース「Soin Visqge de Nuxe（ソワン・ヴィザージュ・ドゥ・ニュックス）」もお得感あり。男性にはスチームチェアで肌の老廃物をすっきり取ってから、泥パックを受けるのがおすすめ。水着とサンダルをご持参ください。
※水着とサンダルはスパでも購入できます。
