
デメル
神聖ローマ帝国を統治したハプスブルク家の紋章をブランドマークに戴き、約240年の歴史を持つ老舗洋菓子舗「デメル」。その歴史はまさに、ウィーンの歴史、ハプスブルク家の歴史とともにありました。華麗で上品な味、美しくロマンチックなパッケージは、創業以来世界の人々に愛され続けています。トラベル・ヨーロッパ内で行ったキャンペーンで「食べてみたいヨーロッパの街のお菓子」をコメントして応募していただいたところ、ザッハトルテが1位でした。なぜ日本人にザッハトルテが人気だと思いますか。
ウィーン発祥の伝統菓子といえばザッハトルテが真っ先に頭に浮かぶほど、都市のイメージと密接に結びついているお菓子だからではないでしょうか。1832年、時のオーストリア宰相メッテルニヒの命により若き料理人フランツ・ザッハによって考案されたザッハトルテは、単なるお菓子にとどまらずウィーンの文化や歴史と深く結びついています。
ウィーンのカフェ文化は2011年にオーストリアのユネスコ無形文化遺産にも登録されており、ザッハトルテを味わいながらウィーンの伝統的なカフェ文化を体験する光景は、まさに都市の魅力を象徴しています。チョコレートケーキの王様と称される味わいはもちろんのこと、こうした文化への憧れが、日本の人々に親しまれている理由ではないでしょうか。

ザッハトルテ © DEMEL JAPAN
ザッハトルテ以外にも人気の商品はありますか。
デメルを代表する猫の舌の形をしたチョコレートである「ソリッドチョコ猫ラベル ミルク」です。口の中でなめらかに溶ける極上の味わいと可愛らしい猫のパッケージが人気です。

ソリッドチョコ猫ラベル ミルク© DEMEL JAPAN
ソリッドチョコやアソートクッキーなど、デメルならではの可愛らしいパッケージが魅力かと思いますがパッケージに対するこだわりはありますか。
デメルのお菓子を手に取るお客様の心が躍るようなパッケージデザインを目指しています。
特にデメルの商品は特別な日の贈り物として選んでいただくことも多いため、デメルらしい個性を感じさせながらも、贈り物としても相応しい格式ある老舗ブランドとしての上品さや華やかさを兼ね備えたパッケージ開発を意識しています。
お客様の中には古いパッケージを大切に保管してくださっている方も沢山いらっしゃって、ブランドとして有難く幸せなことだと感じております。

クライネクーヘン © DEMEL JAPAN

ケックスサンドウィッチ © DEMEL JAPAN
https://demel.co.jp/