
ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ
ドイツ・ニーダーザクセン州の州都で、北ドイツの政治・経済・文化の中心都市のひとつでもあるハノーファーで、約100年の伝統を築いてきた、由緒あるコンディトライ&カフェです。ドイツの品質基準に則り作られるバウムクーヘンを中心に、代々受け継がれてきた伝統的なお菓子の味をお届けしています。 ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベのはじまりは、1895年に開かれた「ヴァンホーテンス・カカオ・プローベ - ローカル」という店で、元々はヴァンホーテンのカカオ(ココア)の試飲店でした。「オランダのココアの店」を意味する店名は、ここからきています。 1921年に菓子職人のフリードリッヒ・バルテルス氏がこの店を引き継ぎ、現在に至るコンディトライ&カフェとなりました。日本でドイツの有名スイーツといえばバウムクーヘンですが、ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベのバウムクーヘンの特徴は。
ドイツにはバウムクーヘンの定義があり、卵・バター・砂糖・小麦粉の割合が2:1:1:1であることや、油脂にはバターを使用することが挙げられています。ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベのバウムクーヘンは、ドイツの品質基準に則り、初代から脈々と受け継がれてきたレシピで作られています。

ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベのバウムクーヘンを作っている様子 ©︎HOLLÄNDISCHE KAKAO-STUBE
手間を惜しまずに作られ、素材の豊かな風味と、しっとりとした食感が楽しめる自慢の一品です。

バウムクーヘン ©︎HOLLÄNDISCHE KAKAO-STUBE
日本でよく見るバウムクーヘンとの共通点や違いがあれば教えてください。
ホレンディッシェ・バウムクーヘンのバウムクーヘンは、上述の通りドイツの定義に則り、代々重ねてきた伝統のもとに作られています。一方、日本には、ドイツとは異なり、そもそもバウムクーヘンの定義がありません。定義が無いからこそ、日本のバウムクーヘンには味や形に豊かなバリエーションがあり、さまざまなバウムクーヘンを楽しむことができます。

©︎HOLLÄNDISCHE KAKAO-STUBE
ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベのシュトーレンの特徴はありますか。
洋酒に漬け込んだレーズンやオレンジなどのフルーツとアーモンドが、贅沢に散りばめられた、ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ伝統のシュトーレンです。上品なナッツの香りが特徴である、ドイツ・リューベッカー社のマジパンを生地に練り込んでしっとりとした生地は、口の中でほろりと崩れます。さらに、カルダモンなどのスパイスの芳醇な香りも口の中で広がり、深みのある味わいをお楽しみいただけます。

シュトーレン ©︎HOLLÄNDISCHE KAKAO-STUBE
取材協力:ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ
HOLLÄNDISCHE KAKAO-STUBE (ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ)
http://hollaendische-kakao-stube.jp/
