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2025年ヨーロッパ取材企画

もともとコーヒー好きの私だが最近イタリア エミリア=ロマーニャ州にある美食の街ボローニャで、100年以上前からコーヒーを作っているフィリコリ・ゼッキーニ(FZ社)のクラシコに出会って、Travel Europe 2025年取材のテーマを決めた。

クラシコはアラビカ種をベースにロブスト種が程よくブレンドされていて、4月くらいから日本でも飲めるようになった。FZ社が創立された1919年のイタリアでその10年ほど前にミラノ万博でエスプレッソマシンが発表されたり、ヨーロッパでエスプレッソの波が各国で生まれていたのではと勝手なロマンを抱いて取材日程を構成した。

最初に訪れたのは、紅茶が主と思われがちなロンドン。紅茶のブームが始まる随分前からコーヒーのブームが始まっていた。次にポルトガルのポルトへ。名物のエッグタルト(Pastel de Nata)にはどんな飲み物がマッチするのかを探る。そして昨年も訪れたスペイン・バスク地方のビルバオサン・セバスティアンを、今回は「コーヒー」という面で取材。
フランクフルト国際空港を経由し、ルフトハンザ航空が設置するダルマイヤーのコーヒーマシンで一息ついた後、取材の終着点であるボローニャのFZ社へ。代表のフィリコリ氏やプロジェクト担当の方々にお話を伺い、生産工程を見学させていただいた。さらに、ボローニャの街でフィリコリ・ゼッキーニのコーヒーが楽しめるカフェやレストランも紹介していただいた。そして最終目的地はミラノ。中央駅構内に2021年頃オープンしたメルカトで、今回の取材を締めくくった。

日本で飲んでいたエスプレッソの考え方が根本的に変わった旅になった。この夏から複数月に渡り、取材した内容を更新しようと思っている。

Travel Europe JP 編集長
天野 健

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