ボローニャ国際空港には、イタリア国内線約15都市、国際線約90都市から直行便があり、日本からだとロンドン、パリ、フランクフルト、ミュンヘン、マドリード、イスタンブールから乗り継ぎ可能。今回はフランクフルト経由で向かいました。


フランクフルト空港からルフトハンザ・ドイツ航空便の直行便航空券を購入すると、ルフトハンザ便もありますが、十中八九、コードシェアのあるドルミティ航空(Air Dolomiti)になるようです。機材はブラジルのエンブラエルERJ-195。1時間25分のフライトなので十分な広さです。ボローニャ空港に着くと市内へはいくつかの手段で行けますが、比較的、大きな街に宿泊するときは、Myヨーロッパ旅の基本、各中央駅の近くに宿を予約するので、タクシーか空港エクスプレスを使うようにしています。ボローニャ空港からは、マルコーニエクスプレス(MARCONI EXPRESS)があり、窓口でもチケット履けますが、オンラインで事前に購入も可能。片道12.8ユーロ、10分くらいで到着。または、VISA, MASTERCardのデビットカードならPay&Goでチケット購入なしにタッチレス決済でも、そのまま乗車も可能です。
ただ、荷物が重い時は、タクシーでホテルの前まで行ってもらう方が便利。ホテル名と住所を控えておき、ドライバーに見せるといいでしょう。また、タクシーによって、クレカやデビットカードが使えない時もあるので、降車するときにトラブらないように、乗車する前に聞いた方が無難です。現金で支払うときも、100ユーロ札が使えない時が多いので、20ユーロ札に崩しておいた方がいいでしょう。ボローニャ空港からボローニャの市内へは20〜30ユーロと言われています。私はボローニャ中央駅前のエクセルシオールに予約したので、タクシー料金は24ユーロでした。ボローニャ市内の楽しみ方は、ボローニャのページにまとめましたので、ご参考に。エクセルシオールは、それほど、新しいホテルではなかったのですが、駅前にあり、フロントも24時間有人で、部屋のキーは、部屋の外の壁に、カードを入れるとアンロックされ、扉が開くという初めてのシステムでした。室内は清潔で、利便性が抜群なので、気に入りました。



ボローニャ中央駅からミラノ中央駅へは、italoが便利
時間があれば、もちろん通常の電車でも移動はできますが、italoは全席予約が必要で、最高時速300kmで移動する新幹線のような特急列車です。ミラノ中央駅は、ほかの列車と同じホームに着きますが、かなり大きいので圧倒されます。ボローニャ中央駅にはitaloやfrecciaなどの高速列車専用のプラホームが16~19番線にあります。
チケットは中央駅構内のいたるところで仮設チケットボックスがありますが、今回は中央駅メインゲート(西側)で購入したので、そこからの導線をご紹介しましょう。高速列車の窓口でitaloを購入するときに普通料金とラウンジアクセスがついた料金とあります。ミラノ駅にはラウンジがありますので、乗り継ぎ時間がある場合でも外に出る必要なないので便利だと言っていました。



階段もありますが、荷物が重い人は、1-19番に行くエレベータで地下1階におります。途中から16-19番ホームの表示に変わるので、さらに表示に従って進みます。16-19番ホームは地下3階なので、エレベータで地下2階(タクシー乗り場)までおり、さらにエスカレーターで地下3階まで降りるとそこには16-19番ホームへ行く待ち合いフロアが現れてきます。



待合フロアーには、売店などもあり、座れる椅子がたくさんありますので、電光掲示板にチケットに表示された列車番号が出るまで待ちます。通常は30分前くらいに表示されるので、到着の少し前にホームで待ちましょう。ホームにも列車番号と行き先が表示されているので、間違わないようにしてください。私はミラノまででしたが、終点駅のトリノがまず表示され、その後に途中停車するミラノが表示されます。


また、全席指定なので、予約した車両番号の前で待ちます。駅員が近くにいないことが多いので、スーツケースは自身で運び込みます。私のバッグは移動当時、20kg位でしたから、周りの乗客に手伝ってもらい棚の上に置けました。シートピッチは、日本の新幹線よりやや狭いです。速度表示も車内の掲示板で確認できます。



ミラノ駅で下車する人は多いので、なるべく到着予定時間の少し前に出口付近に移動していたほうが時間のない人にはいいようです。(私は知らなかったので降車まで15分かかりました)。ミラノ中央駅には、前述のitalo ラウンジ(2階)もありました。ミラノ中央駅は大きいので駅構内からの出口を調べてから移動した方がいいでしょう。地下鉄に行く方向やタクシー乗り場も各々、離れています。また、ミラノ中央駅構内には2021年にできたメルカトがあり、早朝から晩までほぼお店がオープンしていますので、そこで一息入れていいかもしれません。



Tac
海外旅行好きが高じて、観光や旅行のマーケティング企画を担当するプロデューサー。英語通訳、ライター&フォトグラファー。ヨーロッパ、アメリカ、オセアニア、アジア各国30ヵ国以上、200都市以上を個人旅行で回っています。