最晩年の傑作を生みだした
熱情がいまも残る
後期印象派の巨匠ポール・セザンヌが生まれ育ったエクス・アン・プロヴァンスに、彼のアトリエがあります。1902年にセザンヌ自身が建てたこのアトリエで、晩年の4年間の創作活動に打ち込みました。
室内には絵具やパレット、イーゼルや静物など当時そのままに残され、背の高い梯子から色々な角度で静物を観察したであろう情景が広がります。建物の前庭では四季折々の木々の囁きが感じられ、1階の小さなショップには可愛い小物が並んでいます。
ポール・セザンヌ Paul Cézanne
1839年1月19日 - 1906年10月22日
フランス生まれ。「近代絵画の父」と呼ばれ、20世紀絵画の扉を開いた後期印象派を代表する画家。自然の中に幾何学を見つけ出し、「自然を円筒、球、円錐によって扱いなさい」という言葉は、後のキュビスムに影響を与えたといわれる。
セザンヌのアトリエ
Atelier Cézanne
- 住所
- 9, avenue Paul Cézanne- 13090 Aix-en-Provence
- TEL
- +33-442-210-653